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1/27(日)は「グランシップ静岡能」へ。〜能「葵上 古式」の“古式”って何?〜

毎年1月の恒例として開催している「グランシップ静岡能」。2019年は観世流能楽師による能「安宅」と「葵上 古式」を上演します。
今回は、能「葵上 古式」についてご紹介。
能「葵上」は、源氏物語を題材に構成。光源氏の正妻、葵上が源氏の愛人の六条御息所の嫉妬と怨念で病に伏せてしまうお話です。


今回、「グランシップ静岡能」で上演される演目には“古式”とついていますが、こちらはどういったことなのでしょうか。
“古式”では、「破れ車」と「青女房」が出るということが現行と大きく異なる点。謡や型が大きく異なることはありませんが、演出としてはっきりとしたものが視覚的に入ることで、お芝居としての魅力が高まります。
舞台ではよく、「ここに、これがあることとしましょう」という舞台と客席の暗黙の了解でストーリーが進むということがありますが、初めて観る方や、古い言葉が聞き取りにくく難しいという方には、こちらの方がより分かりやすくなるかもしれません。


「葵上」では、葵上本人が人物として登場するのではなく、舞台上に置かれた小袖で表現されており、その小袖が無抵抗のまま物の怪に取りつかれて苦しんでいる様子が表されています。舞台上のものや人物で物語が表現される一方、登場人物の内面の感情や深みは能楽師からにじみ出てくるものとして、客席のみなさんは想像力を働かせてみるのが鑑賞の醍醐味かもしれません。

 

女性ならではの感情、やり場のない辛さが募る御息所に対して、観客は怒りではなく憐れみを感じてしまうのも不思議なところ。
演目名は「葵上」ですが、六条御息所の嫉妬や自己承認欲などの複雑な感情、最後には怨念に支配されていた悪心が消滅していくという御息所の心の変化を表した作品です。


誰もがどこかに持っている負の感情を、敢えて作品にすることも能楽らしい切り口。
お芝居を楽しむ気持ちで、気軽にグランシップで能楽を楽しんでみてはいかがでしょうか。


「グランシップ静岡能」
1/27(日)14:00開演  グランシップ 中ホール・大地
全席指定/一般5,100円 こども・学生1,000円 <チケット発売中!>

 



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