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「グランシップ懐かしの映画会」上映作品をご紹介!【前編】

こんにちは。グランシップサポーターのOです。
10月21日(土)・22日(日)に開催する「グランシップ懐かしの映画会」では、市川崑監督の「野火」、「おはん」、「ぼんち」、「東京オリンピック」の4作品を上映します。
今回は、10月21日(土)に上映される「野火」と「おはん」を紹介します。

 

「野火」(1959年/大映作品/104分)


原作:大岡昇平
脚本:和田夏十
音楽:芥川也寸志
・キネマ旬報ベストテン第2位・脚本賞(和田夏十)・男優賞(船越英二)
・ロカルノ国際映画祭グランプリ・バンクーバー国際映画祭カナダ映画協会賞受賞

作家・大岡昇平の戦争体験を基にした小説「野火」を脚色し映画化した作品。太平洋戦争末期のレイテ島で司令部に見放され、極限状態になる部隊と兵達の悲惨な姿を一人の兵士の目を通して描きます。

 

■あらすじ
戦場で肺炎にかかり野戦病院で療養していた田村(船越英二)は部隊に復帰するが中隊長に食糧不足でおいておけない、病院に帰れと追い出された。病院に戻ると、歩ける元気があるなら部隊に帰れと厄介払いされてしまう。途中、立ち上る煙(野火)は、不吉な予感を醸し出している。病院の周りの森には同じように行く当てのない疲弊した兵士たちがあちこちにたむろしていた。さまよううちに、永松(ミッキー・カーチス)と安田(滝沢修)という2人の敗残兵に出会う。次の日、病院は砲撃にあい、殆どの兵が犠牲になってしまった。田村はなんとか生き延びて一人密林を彷徨い歩きはじめるが・・・

 

■みどころ
集合地パロンポンを目指して各部隊は移動を始めます。食料もなく武器弾薬もない兵達は風雨や米軍の銃撃にさらされ、食料不足で飢餓状態になりバタバタと倒れていきます。極限状況に追い込まれた兵達(人間)は何を考え、どんな行動を起こすのでしょうか。この映画は観る者に問いかけます。

 

「おはん」(1984年/東宝作品/112分)


原作:宇野千代
脚本:市川崑、日高真也
・キネマ旬報ベストテン第6位・主演女優賞(吉永小百合)
・第8回日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞(吉永小百合)

作家・宇野千代の昭和文学の古典的名作「おはん」の主人公に吉永小百合を据え映画化しました。タイトルバックに歌手五木ひろしが唄う主題歌が流れたり、マーラーの交響曲第5番第4楽章を音楽に使うなど監督独特のアイデアが盛り込まれています。

 

■あらすじ
幸吉(石坂浩二)はおばはんの軒先を借りて古物商を営みながら妻のおはん(吉永小百合)と暮らしていた。しかし芸者のおかよ(大原麗子)と幸吉が深い仲になり、おはんは実家へ身を引く。7年が経って、幸吉はおかよの芸者家に住みついていた。おばはんの使いで街に出た幸吉はおはんに再会し、おはんに幸吉の子どもがいたことを知る。その日をきっかけに、幸吉はおかよの目を盗んでおはんと逢瀬を重ねるようになった。ある日、幸吉の店にゴム毬を買いに来た男の子がいた。その子は幸吉とおはんの息子の悟だった。おかよと別れ3人で暮らそうと決意する幸吉に、悲劇が待ち受けていた・・・

 

■みどころ
かつての青春映画のヒロインだった吉永小百合が、したたかさを秘めつつ耐え忍ぶ大人の女性を演じ大女優としての評価を得ます。石坂浩二、大原麗子も負けず劣らずの演技を発揮し、この映画を名作として引き立てます。また、ミヤコ蝶々が幸吉とおはんの逢瀬を取り持つおばはんとしてベテランの味を発揮しています。衣裳製作は三松、昭和初期のロマンを感じさせる美しい和装も必見です。

 

次回は2日目に上映する「ぼんち」、「東京オリンピック」を紹介します。

 

グランシップ懐かしの映画会」はチケット好評発売中です。



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